社会福祉法人 山梨県 障害者福祉協会

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平成26年1月1日第72号共生

発行所 社会福祉法人
山梨県障害者福祉協会
発行責任者 竹内正直
事務所 甲府市北新一丁目2-12
(山梨県福祉プラザ1階)
電話 : 055-252-0100戟@ファックス : 055-251-3344
E-mail : info@sanshoukyou.net
URL : http://www.sanshoukyou.net/
この広報紙は、一部共同募金の配分金によって発行されています。


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年頭のご挨拶

山梨県知事 横内正明(よこうちしょうめい)
 新年あけましておめでとうございます。
 日頃より、竹内理事長様をはじめ会員の皆様方には、本県の障害者福祉行政の推進に御理解とご協力をいただき、深く感謝申し上げます。
 さて、平成18年12月の国連総会で採択された 障害者権利条約を契機に、我が国の障害者施策は様々な改革が進められてきました。 この改革は、障害者の自立と社会参加についての基本原則を定めた平成23年の障害者基本法の改正に続き、昨年、障害福祉サービスの充実等障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための障害者総合支援法の施行、更には、障害者差別解消推進法の成立を持って完結したと言われております。
 本県におきましても、国の動きに的確に対応していくとともに、平成26年度は、やまなし障害者プラン2012の最終年に当たることから、従来にも増して障害者施策の充実に取り組んで参る所存であります。 さて、昨年の本県は、文化 いっしょくに染まる年でありました。全国初の通年開催となった国民文化祭「富士の国 やまなし国文サイ」。日本を代表する文化人が多彩なプログラムを展開した エンジン ゼロワン文化戦力会議オープンカレッジ。 また、長年の活動の成果が実り、山梨の宝富士山を世界文化遺産に登録することもできました。
 そして、文化の年の締め括りとなったのが、第13回全国障害者 芸術文化祭やまなし大会であります。この大会を皆様の御協力と御参加を得て、県内はもとより全国各地から1万人を超える来場者を迎え、成功裏に開催できましたことを改めて感謝申し上げます。
 結びに、今後とも誰もが社会の一員として互いを尊重し、支え合って暮らす社会の実現を目指して、障害者福祉を推進して参ることをお約束し、併せて、新たな年が会員とその御家族の皆様にとりまして、幸多きものになりますよう心から祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。

二つの目標

社会福祉法人 山梨県障害者福祉協会 理事長 竹内正直(たけうちまさなお)
明けましておめでとうございます。
昨年は、制度改革が予定した法制度をととのえ、いよいよ国会の障害者権利条約批准を待つばかりとなりました。  しかしながら、これをもって制度改革が終了した訳ではなく、会期中の検討が不十分で積みのこった課題を、見直し期間中に明快な成案にする作業が歴然とあるところから、このことは終わりの始まりと考え、さらなる英知を集めて、改革を真に実りあるものにしていく必要があります。
 この作業は本県における障害者幸住条例の基本改正と併行しておこなうべきと考えます。  また、年末に開催されて成功を収めた 第13回全国障害者芸術文化祭 やまなし大会の成果を、今後の山梨県における障害者の芸術文化活動にしっかりと繋ぎ結ぶ作業を、精力的にすすめていく仕事がのこっています。
 以上の二つの作業を、ことしの大きな課題・目標として力強く押しすすめていきたいと考えております。関係者並びに県民のみなさんの一層のご支援をお願い申し上げます。

山梨県障害者権利擁護センター

障害者の虐待に関する相談・問い合わせ火曜日から土曜日 午前8時30分から午後5時15分まで(時間外は携帯に転送)
電話055-254-6266
FAX055-251-3344

結婚相談について

山梨県内に在住の障害者のかたを対象に、山梨県から委託を受けて進めている県下唯一の結婚相談事業です。専用の相談室を用意しております。お気軽にお電話下さい。
電話055-252-0100

障害者110番

障害者・家族・関係者の相談に応じます。
火曜日から土曜日 午前9時から午後4時
弁護士無料相談(要予約)
毎月第3火曜日の午後1時30分から4時30分
電話055-254-6266
FAX055-251-3344


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第13回 全国障害者芸術文化祭 やまなし大会

 12月6日から8日まで 第13回全国障害者 芸術文化祭山梨大会が開催されました。  会場では全国から公募した芸術作品の展示や、著名人のステージ、障害者団体による疑似体験、授産製品の販売、県内の ゆるキャラやB級グルメの集結、まぶしいほどの笑顔があふれる舞台発表など 大いに会場を沸かせ盛況裡のうちに閉幕をしました。
 この大会の基本方針であった 障害者が自ら創り、障害への理解を促進しながら多くの人と交流を深める 山梨ならではの大会は、針がぶれることなく、様々な出会いのあった実り多い大会となりました。  例年3月に行われるジャンボひまわりの集いや、障害者週間に開催する障害者の主張大会もこのゲイブンサイの中で開催し、大会を盛り上げました。

第40回 ジャンボひまわりの集い

 全国障害者 芸術文化祭 山梨大会の2日目の中でジャンボひまわりの集いが開催されました。  生涯を共にする良き伴侶を求め、出会う機会に恵まれない未婚の障害者の、きっかけの場と相互理解及び結婚問題の解決を積極的に進める事業として、関係者・参加者を合わせ100名のかたが一丸となり盛会に行われました。
 県内外の男性37人・女性18人合計56人の参加者が集まり、今年は日帰りでの開催のため、お互いに交流することに重点を置いたタイムスケジュールとし、13組の交際希望者が誕生致しました。その後も当日交際まで至らなかった参加者から、再度お会いしたい等々、連絡が担当者まで来ております 今後が楽しみです。
 参加者からは「とても楽しかった」「今後も是非参加したい」「この集いがなくならないようにして下さい」等々多くの声を頂きました。  いつにもまして熱気を感じたこの集いが、参加者の皆さんにとって、明日への希望となることを祈っています。

第24回 障害者の主張大会

 ゲイブンサイ最終日の8日(日)の大会は、アイメッセ山梨メインステージにおいて実施されました。この日はすでに23回を重ねた障害者の主張大会で、過去最優秀賞を受賞されたかたに再登場願い、力強い主張の発表が行われました。
 発表者は、思いのこもった主張を熱く語り、審査員を唸らせていました。 受賞結果は次のとおりです。
最優秀賞 篠原充(しのはらみつる)、優秀賞 芦沢和也(あしざわかずや)、大会記念賞 穴水公一(あなみずこういち)・田中剛士(たなかつよし)、特別賞 石坂昌美(いしざかまさみ)・菊島巧(きくしまたくみ) 努力賞 北村ヒロ子(きたむらひろこ)・大柴洋子(おおしばようこ) このあと最優秀賞 篠原充さんの原稿を掲載していますが、文字数の関係で割愛しています。原稿を読みたい方は、当協会志村までお問い合わせ下さい。


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「障害者差別解消に関する法律の意識啓発研修」開催される

 前号にご案内を掲載した上記研修会が、去る10月23日(水)甲府富士屋ホテルにて開催されました。
基調講演では、内閣府障害者制度改革担当室長 ヒガシ俊裕氏による、「障害者差別解消法とその施行に向けて」の講演があり、後半のシンポジウムでは、東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科教授の石渡和実氏のコーディネーターで、シンポジストに山梨県知的障害者支援協会会長 山西孝氏・山梨県精神障害者家族会連合会副会長 雨宮キヨテル氏・支え合う会「ピーチ&グレープ」代表芦沢茂夫氏が、それぞれの立場で障害者差別に関する意見や経験、今後の地域における差別禁止条例作りの必要性などの発言があり、大変意義深い研修となりました。


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障害者週間の取り組み

 「障害者週間」は、平成16年6月の障害者基本法の改正により、国民の間に広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的として、従来の「障害者の日」12月9日 に代わるものとして設定されました。
当協会及び山梨県障害者福祉ふれあい会議が主催となり、毎年週間初日に「障害者週間 普及・啓発キャンペーン」を行っています。啓発チラシ、福祉施設による啓発物品1,000個を、甲府駅の乗降客に配布し、県民への理解を求める周知活動を行いました。
そのあと県庁防災新館で、平成26年度の施策要望として、13項目の要望書を竹内理事長より、障害福祉課平賀課長に手渡しました。

安西君、全スポ大会で新記録

 去る10月12日(土)から14日(月)の3日間、東京都調布市の味の素スタジアム他にて、上記大会が開催されました。代表選手による活躍で、金メダル18個、銀メダル7個、銅メダル7個の合計32個のメダルを獲得しました。
中でも盲学校の生徒で、弱視の安西飛呂くんは、初出場にして100mで12秒36,1500mで4分33秒43の高タイムをたたき出し、1500mの記録は大会新記録をマークしました。
学生ということで、今後さらなる活躍が期待されます。

県民の日恒例 ふれあいマーケット・芸能まつりを開催

 毎年、山梨県障害者福祉ふれあい会議では、11月20日の県民の日を記念してコセスポーツ公園で行われるイベントに協賛して、「ふれあいマーケット」「ふれあい芸能まつり」を行っています。
2日間の晴天のもと、授産製品や遊休品、野菜の販売や模擬店などを行い、18団体が参加して大盛況でした。
17日(日)の芸能まつりでは、向徳舎音楽クラブの合唱と、かえで太鼓サークル「天真爛漫」の皆さんが太鼓演奏を披露しました。

「心の病」講演会-予告-

 「心の病とは」治療 回復への道 精神障害者家族会が講演会を開催。
心の病は、早期発見・早期治療・ケア・家族の対応・周囲の正しい理解が大切です。峡東保健所圏域の心の病の人を支える家族と当事者や精神障害者を支えていただいている人、心の健康に関心のある方々を対象に、新しい治療を臨床に活かす、回復への道筋について学びます。
日時:平成26年2月21日(金)午後1時30分から3時30分
場所:東山梨合同庁舎101会議室(問い合わせは、当協会北野へ)
講師:日下部記念病院 院長 久保田正春先生

平成25年度 第3回パソコンボランティア養成講習会のお知らせ

 パソコン及び周辺機器の使用に関する支援を行う ボランティアを養成するための講習会です。 日程は26年3月中4回開催、各10:00から16:00。
募集対象者は、パソコン使用の経験があるかた 日常使用程度です。
日程が決まり次第ホームページに掲載しますのでご覧下さい。申込み・問い合わせは、担当 萱沼(すがぬま)まで。

編集後記

 今年、山梨では初めての「第13回全国障害者 芸術文化祭やまなし大会」が開催され、障害者週間が盛り上がりました。私たち職員も、47年に1度の この大会に携われたことを誇りに、これからも障害者福祉向上のさまざまな取り組みを行っていきますので、みなさまのご理解・ご協力をお願い致します。(齊藤)

編集委員

委員長 山口充宏 手をつなぐ育成会
委員 飯島利雄 山身連
委員 仁科加代子 山聴協
委員 小林勝夫 精家連
委員 梶原剛 山視協
委員 齊藤玉木 事務局